ぐらのはなし

それでいいよ

転勤先の新しい街で。進めずにいる私。

転勤族です。

この9月に転勤して、まだまだ3か所目。

これからずっとずっとつづく転勤の3か所目です。

 

これまでは、お互い共働き。

夫婦ともに仕事一辺倒の人生でした。

仕事ができてこそ、社会での居場所が自分に与えられるのだと、

転勤先の街で、がむしゃらに仕事をしてきました。

 

一か所目の転勤の街。

とにかく働きたいという想いで、

「働かせて下さい」

若気の至りでなんとか仕事につき、

やりがいと結果もほどほど、次に繋がる経験を積みました。

 

二か所目の街。

やりたい事が少しづつ明確になり、

何をやって生きていきたいかが、

見えそうになったり、見えなくなったりの繰り返し。

なんとか、なんとか溺れそうになりながら生きていました。

 

そして3か所目の街にきて、1カ月半。

まだ見つからない、足の踏み出し方。

 

夫以外の誰とも話すことのない毎日。

社会でなんの役割も持たず、ただ息をするしかない日々。

だんだんと体が動かなくなってくる。

どこにもやり場のない思いをこうして久しぶりのブログに書きだす。

 

自分の収入がぱたりとなくなってしまった負い目から、

何もしてはいけない、

主人のお金で生かされているという気負い。

 

一歩、外に踏み出して行かなくては

変わらないと言い聞かせる毎日。

 

悲しい気持ちに取りつかれるなんて、そんなのやってられない。

私はバリバリ頑張って生きていきたい。

自分らしく、笑って、全力を注ぎ込んで

フルスロットルで、駆け抜ける毎日をすごしたい。

 

家に閉じこもって、静かな部屋でじっと座って

ただ時が過ぎるのを見つめるのは、止めにしたい。

 

知らない街の恐怖。

よそ者はいじめられるかもしれない。

仕事を始めても、これまでの経験なんてほんど役に立たない。

どう振る舞うとこの街で普通に見えるか、周りを気にしなくちゃいけない。

言葉のアクセント、言い回し。

 

どんどん情けない、弱っちい顔つきになっていく。

自信?そんなのこんな環境で持てる?

馬鹿にしないでよね。必死に生きているんだから。