しずかなひるやすみ
出先で上手くいかず逃げ出すように自社に戻った。
もう少しの辛抱だったのだろう、苦しいと言わずにあと少しじっと耐えていればよかったのだと思う。
できません、と言ってしまった。
しんどくて悲しくて辛かった。
言ってはいけなかったと今も思う。
だけど言って気持ちが救われた所もある。いまこうして日常をとりもどし、自分の生活が復活してきているのも事実。
だけど投げ出した無責任さが重い。
でもこれ以上はダメだという所にいた。
もう居場所はないよ、あなたの仕事はないよ、来なくていいよ、という現実があるはずなのに、
だれもそう言わない。
うそつきばっかり。
やさしいうそつき。
暖かい涙がとめどなく流れるほど、
苦しくて、少し、言葉にならない。
ありがとう。